関東大学対抗戦 vs 立教大学
- tsukubarugbykouhou
- 6 日前
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11月22日(土)に秩父宮ラグビー場にて、対抗戦第6戦目となる立教大学戦が行われました。
レビュー担当:大場宏祐(BKコーチ)

〈総評〉
関東大学対抗戦も終盤に差し掛かり、優勝争いが激化する中で迎えた立教大学との一戦。筑波大学は、この試合でも持ち味を発揮しつつ改善点も見える内容となりました。
前半は立教大学の強いプレッシャーを受け、自陣でプレーする時間帯が続きました。しかし、粘り強いディフェンスから敵陣深くに入ると、前半10分にラインアウトモールから高橋佑太朗(体育4年・茗溪)がトライを挙げ、先制に成功します。その後もリスタートから積極的なアタックでスペースを突き、内田慎之甫のトライで14-0とリードを広げました。
一度はPGで3点を返され14-3となりましたが、前半終盤に2本のトライを追加し、28-3で折り返します。自分たちの時間が限られた中でも、訪れたチャンスを確実に取り切れた点は収穫でした。一方で、反則やミスからピンチを招いた場面は改善が求められる部分です。
後半は開始直後に内田慎之甫(体育1年・佐賀工業)がインターセプトから、この日3本目のトライを奪い、リードを広げます。その後もミスや反則こそあったものの、セットプレーを起点に敵陣へ侵入してスコアにつなげました。また、後半だけでラインアウトモールから3トライを挙げるなど、FW・BKともに良い形で得点する場面が多く見られました。最終スコアは64-3と大きく差を広げての勝利となりました。
昨年は29-23と勝利したものの、接点で受ける場面が見られたのに対して、今年は相手にトライを許さず、接点で優位に立てた点は大きな進歩といえます。ただし、ディフェンスでのペナルティやオフロードの場面でのミスなど、自らのエラーが目立つ部分もありました。今回の課題を修正しつつ、昨年22-30で敗れた青山学院大学戦に向けてしっかり準備していきたいと思います。
次戦も、熱い応援をよろしくお願いいたします。
〈印象に残ったプレー〉
前半3分および25分の、自陣深くでのディフェンスを挙げたいと思います。全員が接点で粘り強くファイトし、相手のトライを許さなかった場面は、今年のチームが日本一を目指す上で生命線となるプレーだと感じました。結果としては良かったものの、さらに細部へのこだわりを突き詰め、相手を圧倒する必要があると思うので、次戦に向けてチーム内で高め合っていきたいと思います。
〈MOM〉
MOMには内田慎之甫(体育1年・佐賀工業)を選出します。
4トライの結果はもちろんのこと、サポートの意識やキックチェイスで相手にプレッシャーをかけ続けた姿勢など、筑波大学が体現すべきプレーを1年生ながら随所で見せてくれました。今回のように、トライを取り切る決定力と、誰よりもハードワークして泥臭くプレーする姿勢を今後も継続してほしいと思います。

〈内田慎之甫(体育1年・佐賀工業)のコメント〉
MOMに選出していただきありがとうございます。
チームとしては、前節からのBASICをテーマに全員が接点の部分で泥臭くプレーし続けた結果が今日の試合に出たと思います。
個人的には、自分の強みであるスピードの部分でチームの勝利に貢献できたと思います。
対抗戦残り1試合も全員が筑波のラグビーを体現して勝ちます。
応援よろしくお願いします。
また、関東協会が選出するこの試合のPOM(Player of the Match)に高橋佑太朗(体育4年・茗溪)が選出されました。

〈高橋佑太朗(体育4年・茗溪)のコメント〉
今回POMに選んでいただきありがとうございます。
試合には勝つことができましたが、自分たちのミスが多く、なかなか流れをつかみきれない時間帯が続きました。個人としても、ミスが多く課題が多く見つかりました。しかし、その中でも最後までチーム全員で粘り強く戦い抜けたことが、この結果につながったと思います。今回出た課題をしっかりと修正し、チームとしての完成度を高めていこうと思います。
引き続き応援よろしくお願いします。
レビュー編集担当:林勇太





