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関東大学対抗戦VS 早稲田大学

25 分前
読了時間: 5分

10月11日(日)、ユアテックス仙台にて関東大学対抗戦第4節早稲田大学戦が行われた。

レビュー担当:中村洋平(BKコーチ)

<総評>

前半はキックオフ直後から攻撃を続け、最初の10分間を早稲田陣内でプレーした。 その後の10分間は筑波陣内でのプレーが多い時間帯となったが、失点することなく切り抜けた。前半32分、筑波はスクラムを起点に攻撃を重ね、最後は白丸選手が早稲田DFをなぎ倒してトライを奪う(5-0)。前半の最後まで手を緩めることなく攻撃を継続し、5-0で折り返す。

後半開始直後、加藤選手のキックチャージでゴール前スクラムを獲得するものの、スクラムで反則をとられる。次のラインアウトDFで再び反則を犯し、さらにその次のラインアウトDFでも反則をしてしまう。アドバンテージを得た早稲田のショートキックがそのまま早稲田側に渡りトライを許した(5-7)。後半18分にはキックの応酬で自陣に攻め込まれ、早稲田のラインアウトからの1次ATでトライを献上する(5-12)。その後、PGやモールトライなどで失点を重ね、最終スコアは5-29となり敗戦となった。

勝敗を分ける要因の一つは反則である。早稲田の8個に対し、筑波は合計16個もの反則を献上してしまった。前半の反則は早稲田が5個、筑波が6個であったが、後半には早稲田が3個に対し、筑波は10個に増加した。立て続けに起きた反則によって、筑波が攻撃する時間を失う展開となった。反則を減らすことは次戦以降の大きな課題となる。

もう1つは小さなミスである。例えば前半の最後には、ゴール前まで押し込むもノックオンで得点機を逃した。後半でも、キックの攻防で後手を踏んでしまうシーンが見られた。一つ一つは小さなミスであり仕方のない部分もあるが、プレッシャーのかかるゲームでは大きなきっかけとなりうる。こちらもチームとして、全員で細部にもこだわってプレーする姿勢を継続していきたい。

敗戦こそしたものの、ネガティブなところばかりではない。チームとして取り組んできたことには、確かな成果が出ている。15人全員が連動し、縦横無尽に展開していくスタイルは最も得意とする形であり、これを試合の最序盤から発揮して得点に繋げたことは、試合の流れを掴む上で今後も重要なポイントとなる。

ブレイクダウンでは、2人目の寄りと制圧が徹底されていた。多くのボールをクリーンアウトし、早い展開を作り出すことに成功しており、この試合に向けて練習で徹底してきたことが体現されていた。また、DFにおいては、特にフェーズDFで筑波が押し返すシーンが多く見られた。筑波のDFは今後の試合においても大きな強みになる。

次戦に向けて、また良い準備を筑波で積み上げていきたい。さらなる進化を遂げた筑波に注目してほしい。

<印象に残ったプレー>

前半32分:白丸選手の突破から生まれた先制トライ

前半の膠着状態を打破したのが、前半32分の見事なアタックである。筑波はスクラムを起点に粘り強く攻撃を重ね、最後は白丸選手が力強いキャリーで早稲田DFをなぎ倒してトライを奪いきった(5-0)。 フォワード陣のセットプレーから生まれたこの得点は、筑波が目指すアタックの形がしっかりと体現された瞬間であった。個人技の強さだけでなく、そこに至るまでのチーム全体の泥臭い積み重ねが結実した、試合の主導権を握る上で非常に価値のあるワンプレーであった。


<MOM>

MOMには深田衣咲選手(体育2年・東福岡)を選出する。攻撃のテンポやプレー選択が非常に素晴らしいものであった。

筑波の攻撃は「空いているスペースを攻める」というシンプルなものである。SHとしてはパス自体の安定はもちろん、そのプレー選択には「どこにパスを出すのか」という的確さが要求される。その中で、前半の攻撃では特に深田選手のテンポや的確な選択がチームに勢いをもたらしたといえる。

DFにおいてもハードワークを続けてくれた。セットプレーのディフェンスにおいて、SHからのプレッシャーは非常に重要である。その点、深田選手は早稲田の攻撃に大きなプレッシャーを与え続け、スクラムから早稲田BKを追いかけるシーンは非常に印象に残るものであった。また、個人としてのタックル自体も強く、チームの安定したディフェンスに大きく貢献している。

けが人が続く中、短い期間で準備調整し、すぐに順応して高いパフォーマンスを発揮したことは、深田選手のラグビー選手としての能力の高さを示すものである。深田選手の今回のパフォーマンスは、チームに勇気を、同じSHの選手たちには大きな刺激を与えたに違いない。シーズン中盤に差し掛かっても、筑波はチーム内での競争がさらに激しくなっていくはずであり、深田選手がその中心で切磋琢磨し、チームの「BigBang」の起爆剤になっていくことを期待したい。

<MOM深田衣咲(体育2年・東福岡)のコメント> 本日は応援ありがとうございました。 望んでいた結果ではありませんでしたが、筑波の強みを出すことができた試合だったので、次戦は勝ち切れるようにこの負けを糧に頑張っていきたいと思います。 引き続き応援よろしくお願いします。


また、関東協会が選出するこの試合のMIP(Most Impressive Player)には、白丸智乃介(体育4年・長崎北陽台)が選出されました。

<白丸智乃介(体育4年・長崎北陽台)のコメント> 日頃より筑波大学ラグビー部への応援誠にありがとうございます。 本日の試合では早稲田戦に向けて準備してきたいい部分が沢山見られましたが、最終的に勝ち切ることができず悔しい気持ちでいっぱいです。 まだまだ筑波は未完成なチームですが、最終的に必ずBIGBANGを起こします。 今後ともご声援よろしくお願いします。


編集担当:関口晃生

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