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関東大学ジュニア選手権大会1・2部入れ替え戦 vs慶應義塾大学

12月7日(日)慶應義塾大学グラウンドにて、関東大学ジュニア選手権大会1・2部入れ替え戦が行われました。

 

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レビュー担当:武田龍蔵(体育学位M1・福島大)


〈総評〉

平素より、弊部に温かいご声援とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 

本日は、慶應義塾大学日吉ラグビーグラウンドにて、慶應義塾大学との一戦に臨みました。本試合は、筑波大学のジュニア選手権(以下、Jr.選手権)1部昇格をかけた入れ替え戦であり、「日本一」と並んで掲げている弊部の大きな目標の一つである「Jr.選手権1部昇格」の達成をかけた、非常に重要な試合でした。結果は、60-25で弊部が勝利し、来年度のJr.選手権1部昇格を決めることができました。高橋組として掲げてきた目標の一つをまず達成することができ、チームにとって大きな前進となりました。また、12月20日に控える大学選手権初戦に向けても、大きな弾みとなる試合であり、本日の勝利はスコア以上の価値を持つものと感じております。

 

さらに、本日の試合は、高橋組として最後のJr.選手権であり、4年生としては4年間で最後のJr.選手権となる非常に特別な一戦でした。特に接点(コンタクト)の場面からは、それぞれの選手が抱く強い思いが随所に感じられました。攻守においてラインアウトにて優勢をとり、前半20分には、高いポゼッションを保ちながら21点を先取しました。その後は、慶應義塾大学の激しくも堅実なディフェンスに攻撃のリズムを阻まれ、相手の軽快なアタックに点差を詰められる場面もありましたが、終始リードを保ち試合を進めることができました。

 

試合を通じて、ハイボールの処理やカウンターラックの局面におけるミスから反則を招き、流れをつかめきれない時間が長く続きました。規律の面において今後さらに改善すべき課題が明確となった試合でもありました。

 

最後になりましたが、慶應義塾大学の皆様をはじめ、本日の試合運営に携わってくださった関係者の皆様、そして会場でご声援いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

 

〈印象に残ったプレー〉

後半、弊部の失点直後のキックオフを慶應義塾大学がキャッチした場面から同校SHがキック。キックに対し、加島(体育2年・石見智翠館)の果敢なチャージによって軌道の逸れたボールを起点にキックカウンターへ転じ、増山(体育3年・東海大仰星)や志賀(医学1年・修猷館)のビッグゲインもあり、敵陣へ攻め込みました。

キックカウンターから、10フェイズ以上にわたり粘り強く攻撃を継続。

フォワード陣が献身的にピック&ゴーで前進し続けた後、小澤(医学4年・國學院久我山)がディフェンスラインへ鋭くカット。意地を体現する力強いドライブから腕を伸ばし、価値あるトライを奪い切りました。

全員が規律を徹底し、サポートと運動量を惜しまずにフェイズを積み重ね、最後は4年生が意地を見せて取り切ったこのトライは、試合の流れを確実に自分たちへ引き戻した、非常に印象的な場面でした。

 

〈MOM〉

この試合のMOMには、城戸隼人(体育4年・獨協埼玉)を選出します。

 1試合80分間を通して攻守ともに高い運動量を重ね、随所に献身的なプレーが見られました。また、後半試合終了間際には80分弱の疲れを感じさせない圧巻のラン、コンタクト、オフロードパスを見せました。最も泥臭く、最も激しい接点を行い、最も動き勝ったといっても過言ではないと感じました。

 

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城戸隼人(体育4年・獨協埼玉)のコメント>

MOMに選出していただきありがとうございます。

今回の試合では自分の持ち味である運動量とキャリーを活かせた試合であったと感じています。しかし、途中でペナルティを重ねたミスを修正できないまま試合を終えてしまったことは大きな反省点だと感じています。自分のカテゴリーの試合はもう残っていませんが、上のカテゴリーの選手を食ってやるという強い気持ちを持ち続けながら、自分のできることを最大限に行い、チームが日本一になるための歯車となり日々練習に臨んでいきたいと思っています。

応援よろしくお願いします。

 

レビュー編集担当:岡本泰一

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