強化試合 vs流通経済大学C
- tsukubarugbykouhou
- 9月21日
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9月20日(土)に流通経済大学ラグビーグラウンドにて、強化試合である流通経済大学C戦が行われました。

レビュー担当:今村颯汰(体育3年・福岡)
<総評>
まず初めに、強い雨の中力強いご声援をいただきました皆さまに、心より御礼申し上げます。
ジュニア戦の勝利に続いて行われた本試合は、40分1本という形式で実施されましたが、選手たちにとって自らをアピールする貴重な機会となりました。
序盤はペナルティキックから自陣深くに攻め込まれ、ラインアウトモールで先制トライを許します。15分にはラインアウトからBKがゲインして敵陣に入るものの、ミスでボールを失い得点には至りません。しかし20分、安藤(社国4年・浦和)のキックでプレッシャーをかけ、ターンオーバーを奪取。敵陣5mのラインアウトからアタックを継続し、最後は杉崎玖宇(体育4年・久我山)がトライを挙げ、同点に追いつきます。
その後は志賀祐平(医学1年・修猷館)のビッグゲインで再び敵陣に迫りますが、ハンドリングエラーでチャンスを逃します。拮抗した展開が続く中、自陣22mのラインアウトからショートサイドを突破され追加トライを献上。終盤、筑波は攻撃を継続するも相手ディフェンスを崩し切れず、5-14でノーサイドとなりました。
ディフェンス面では、キックチェイスやラインアウトでプレッシャーをかけてターンオーバーを奪う場面が見られました。一方で、アタックでは継続力を欠き、課題が残る内容となりました。
〈印象に残ったプレー〉
最も印象的だったのは、30分に浅沼優吾(数学2年・熊谷)が見せたトライセーブタックルと、その後のゴール前ディフェンスです。相手に大外を突破されながらも、逆サイドから素早くカバーに入った浅沼がゴール手前で相手を止めました。その間にFW陣を含む全員が素早く戻り、規律あるディフェンスラインを形成して失点を防ぎ切りました。
疲労が蓄積する時間帯に見られたこのプレーは、チーム全体が一体となりゴールラインを死守した象徴的な場面であり、筑波の粘り強さを体現していました。
〈MOM〉
この試合のMOMには、志賀祐平(医学1年・修猷館)を選出しました。
高校時代はCTBとして活躍し、入学後はFLへポジションを転向。BK仕込みの正確なハンドリングで味方のゲインを演出するとともに、自らも激しいコンタクトでチームを前進させ続けました。その存在感と貢献度を高く評価し、MOMに選出しました。

<MOM志賀祐平(医学1年・修猷館)のコメント>
この度はMOMに選出していただきありがとうございます。
今回の試合ではキックオフ直前に急に雨が降り始め、それによりパスは短くし、キックを多用してハンドリングエラーを避けようとしたゲームになりました。ただ、チームとしては反則の数が多くなり課題が残る試合となりました。個人としては、ショートパスを活用できたり、得意な縦突破もできたりと手応えを感じる場面もありました。その反面、ディフェンス面では仕事量が少なかったと反省が残ります。さらなる課題が今回の試合で多く見つかったので、ここで部活動ができる4年間を無駄にしないように日々の練習に取り組みたいと思います。
これからも筑波大学ラグビー部の応援をよろしくお願いいたします。
レビュー編集担当:岡本泰一