top of page

強化試合 vs慶應義塾大学C

12月7日(日)に慶應義塾大学日吉グラウンドにて、強化試合である慶應義塾大学C戦が行われました。

ree

レビュー担当:ボンダレンコ イーゴリ

<総評>

筑波大学ラグビー部を日頃より応援いただき、誠にありがとうございます。

師走とは思えない陽気の中、直前のJr.戦で念願の一部昇格を果たした勢いを受けて臨んだ今試合は、一部の4年生にとって大学4年間、あるいはラグビー人生の集大成となるラストゲームでもありました。皆さまの温かいご声援を力に、選手たちは最後まで「筑波」を体現すべく全力で戦いました。


試合は立ち上がりから自陣深くに攻め込まれる苦しい展開となりましたが、増田の鋭いジャッカルが光り、最初のピンチを脱出。ディフェンスからリズムを取り戻そうと試みました。しかし、相手の素早い展開力と個々の強さに押され、前半は0-10とリードを許します。

それでも前半27分にはキックパスを絡めた鮮やかな連携からトライを奪い、さらに終了間際にはFW・BK一体となった連続攻撃が実りスコア。10-17と食らいついて前半を折り返しました。


後半は連続失点で10-29と差を広げられる時間帯もありましたが、ここから筑波が「接点」で粘りを見せます。敵陣でのアタックを継続し、18分・27分に立て続けにトライ。一時は5点差に迫る猛追を演じました。終盤も逆転を信じて攻め続け、後半36分に意地のトライを挙げましたが、ラストは相手の強みであるモールに押し切られ、最終スコアは29-43。

悔しい結果とはなりましたが、点差が開いても決して諦めず、身体をぶつけ続け、最後まで泥臭く戦う姿は、筑波の根幹、そして4年間の想いが詰まったものでした。


<印象に残ったプレー>

後半10分、黒田の魂のタックルが特に印象的でした。連続失点で苦しい時間帯、さらにディフェンスラインを突破される絶体絶命の場面で、黒田は相手の懐へ低く鋭く入り込み、見事なビッグタックルで相手を仰向けに返しました。

流れを変えねばならない局面で放った、筑波の哲学である「接点」を体現した一撃は、スタンドの観客を大いに沸かせました。


<MOM>

今回のMOMには星凌太を選出しました。

劣勢の場面でも常に身体を張り続け、「接点」「泥臭く」「動き勝つ」という筑波の根幹を体現し続けた姿に、4年生としての意地と覚悟が凝縮されていました。

ree

星凌太(4年・体育)のコメント>

この度はMOMに選出していただき、誠にありがとうございます。

今試合はチームにとって最後のC戦であり、出場した選手それぞれがさまざまな想いを胸に臨んだ一戦でした。私自身にとっても、今シーズン、そして4年間の集大成として挑みました。


試合を通して、ペナルティやタックルミスが重なり、終盤まで修正しきれず、非常に苦しい展開となってしまいました。前日の対抗戦、Jr.戦の勝利に続くことができず、悔しさの残る結果となりました。


今シーズンも残すは大学選手権のみとなりました。目標である日本一に向け、チーム一丸となって日々精進してまいります。今後とも筑波大学ラグビー部への温かいご支援・ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。


レビュー編集担当:野口健




bottom of page