実に8年ぶりの東日本インカレ優勝
筑波大学男子バレーボール部は「名門」で知られている。 日本代表監督の中垣内祐一氏も筑波大の出身であり、かつては全日本インカレ6連覇など 大学スポーツ史に残る偉業を成し遂げている。
その男女バレーボール部は昨年「大学スポーツのモデルづくり」を掲げるアスレチックデパートメントに参画。
「大学と一体となった部活動」を掲げ、人事・会計の透明化、主要メンバーへの研修や 社会貢献活動への参加等も次々と実施。さらにユニフォームも一新した。
そのような取り組みの中、2019年度は春高バレー優勝「洛南高校」のエース垂水優芽(1年)等有望な選手も入学、 1年生から4年生までが噛み合った東日本インカレは勢いに乗り、一気に8年ぶりの頂点に立った。
優勝の翌週に大学スポーツ改革のために中京大学シンポジウムに参加
男子バレーボール部の取り組みはさらに続く。
なんと優勝から数日、「中京大学で行われるホームゲーム構想」に全面協力するため、 名古屋で開催される「大学スポーツ改革のシンポジウム」へと向かった。
「大学スポーツのあるべき姿を目指す」
というビジョンを立てた筑波大学ADの部活動として、オフのスケジュールを変更し、 名古屋でのシンポジウムに参加、中京大学主催のスペシャルマッチを「対戦相手となって」盛り上げたのだ。
東日本チャンピオンチームの登場とその強さに、中京大学の会場は大いに沸いた。
自分たちだけの取り組みじゃない。「大学スポーツ」を変革しよう。
筑波大学とバレーボールは未来を見据え、確実に大きな一歩を踏み出している。