4年生の思い part9
- tsukubarugbykouhou
- 2 日前
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日頃より筑波大学ラグビー部への多大なるご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
シーズンも終盤に差し掛かり、本年度もラストシーズンを戦う「4年生の想い」をお伝えしていきます。
「4年生の想い」では、「なぜ筑波大学を選んだのか」、「筑波大学に入って良かったこと」、「家族への想い」、「同期への想い」、「大学ラグビー人生を表す言葉、残りの大学ラグビーへの決意」について熱い想いが綴られています。ぜひご覧ください!
最後の第9回となる今回は、高橋佑太郎(体育4年/茗渓学園)、楢本幹志朗(体育4年/東福岡)、前川陽来(体育4年/尾道)、門脇遼介(体育4/桐蔭学園)の4人の想いを紹介します!
高橋佑太郎(体育4年/茗渓学園)

なぜ筑波大学を選んだのか
大学を決めるとき、自分はずっとラグビーを軸に考えてきました。茗渓学園出身ということもあって、筑波ラグビーは一番身近で、ずっと憧れの存在でした。父が早稲田大学出身だったので筑波か早稲田で迷った時期もあったのですが、嶋崎監督に声をかけていただき、実際に筑波のラグビーを見ていく中で、「茗溪と通じる自由なラグビーだな」と強く感じました。
自分が一番成長できるのはこの環境だと思えたことが、筑波を選んだ一番の理由です。
筑波大学に入って良かったこと
筑波に来て本当に良かったと思う一番の理由は、ラグビー部でたくさんの人と出会えたことです。同期はもちろん、先輩・後輩、そして嶋崎監督をはじめとするコーチ陣との出会いは、自分にとって大きな財産です。後輩だった頃には、同じポジションの白栄さんや、委員会では平石さんから多くのことを学ばせていただき、本当に成長させていただきました。自分も、その学んだことを少しでも後輩たちにつなげられていたら嬉しいです。
もう一つは、自由な環境で生活できたことです。門限などの縛りもなく、のびのびと4年間を過ごせました。同期と一つの部屋に集まって過ごした時間は、今でも大切な思い出です。多くの人との関わりに恵まれたこの環境で4年間を過ごせたこと、本当に筑波に入って良かったと思います。
家族への想い
両親
自分のわがままを一度も否定せず、いつも背中を押してくれたことに本当に感謝しています。茗溪学園に行きたいと言い出したときも、早稲田ではなく筑波に進みたいと決めたときも、反対せずに誰よりも早く応援してくれました。
実家に帰ったときに作ってくれる母の豪華な手料理は、本当に美味しくて、疲れも吹き飛ぶし、自然と元気が湧いてきます。父には、小さいころから厳しく育ててくれたことを感謝しています。そのおかげで、今では少しのことでは弱音を吐かず、粘り強く物事に取り組めるようになりました。これまでの大きな支えに、日本一という結果で必ず恩返しします。
弟へ
なかなか話す機会がないので、この場を借りて気持ちを伝えようと思います。
「SHだけはやらない」と言っていたのに、今では「SHが楽しい」と言っている姿を見て、本当にうれしいです。家では無口であまり話さないけれど、朝練やウエイト、やるべきことを自主的に続けている姿を心から尊敬しています。試合の映像をよく見返しているのも知っているし、見えないところで努力しているんだろうなと感じて、兄としてとても誇らしいです。
来年は高校最後の年。悔いのないよう、思い切り挑戦してきてください。
ずっと応援しています!
同期への想い
最高の同期です!
キャラの濃い人が多くて、毎日たくさんの刺激をもらいました。新チームをつくるときに、みんなの思いを一人ひとりから聞いた瞬間は本当に感慨深かったです。
そして今年は特に、同期みんなの力を強く感じました。グラウンド内でも外でも、何度も助けられて、みんなの支えがあったからこそ、ここまで続けてこられたのだと思っています。感謝しかありません。
あと少し、最後の瞬間まで、全員でチームを盛り上げていこう!
大学ラグビー人生を表す言葉&残りの大学ラグビーへの想い
僕の大学ラグビー人生は、まさに“山あり谷あり”でした。
1年時で試合に絡めるようになった矢先に膝を怪我し、長期離脱をしたこと。その後の2年時は怪我が続き、グラウンドに立てない時期が多く、プレーしても自分の思い通りにいかなかったこと。3年時には選手権に出ることも叶わず、悔しい思いをしました。ですが、その悔しさ以上に、得たものが多かったと感じています。怪我をきっかけに自分を見直し、これまで以上にひたむきに練習へ向き合うようになりました。その積み重ねが実り、世代別代表へ選ばれて、自分のラグビー観も大きく広がりました。今ではチームの勝利にしっかり貢献できる選手だと自信を持っています。
挫折というほど大袈裟なことではないですが、それでも多くの悔しさと向き合い、それを乗り越えてきたからこそ、今の自分がいます。振り返れば、僕の大学4年間は本当に“山あり谷あり”のラグビー人生だったと思います。
ここまでの悔しさすべてを胸に、残りの大学ラグビーでは、キャプテンとして体を張り続け、最後まで全力で突っ走りたいと思います。
日本一を成し遂げて、全員で笑って終わろう!
前川陽来(体育4年/尾道)

なぜ筑波大学を選んだのか
小学生の頃、筑波が大学選手権の決勝で闘う姿を見ました。国公立大学でありながら私立大学と同じ土俵で闘う姿に心を動かされ、「自分もこの大学でラグビーをしたい」と思うようになったことがきっかけでした。
本格的に進学を意識し始めたのは高校生の頃です。高校の先輩である梁川さんが筑波で活躍していたこと、そして小学生の頃に抱いたこの思いを叶えたいという気持ちから、筑波への挑戦を決めました。
筑波大学に入って良かったこと
自分で、そして自分たちで変えなければならない環境に身を置けたことです。寮がなく、自分自身で食事管理を行う必要がある。学生主体でチームの運営を行う。環境面では強豪私立大学と比べて整っていない部分がある。
このような状況の中でも日本一を目指し、個人として、そしてチームとして日本一になるためには何が必要なのかを考え、行動し続けなければならない日々でした。大変なことも多くありましたが、それ以上に楽しく、やりがいを持って過ごすことのできた4年間でした。この環境に身を置けたことは、自分にとって大きなものだと感じています。
家族への想い
ここまでラグビーを続けてこられたのは、両親の支えがあったからこそだと強く感じています。進路を選ぶときも、何かを判断するときも、いつも自分の中心にはラグビーがありました。そんな自分を「自分の思うようにしなさい」と見守り、背中を押し、応援し続けてくれたからこそ、思い切ってラグビーに取り組むことができたと感じています。また、自分の試合や練習でどうしても自分の予定が優先してしまう中、文句を言わずにいてくれた兄にも感謝しています。
試合に勝てば一緒に喜び、負ければ励ましてくれ、試合に出られず落ち込んでいるときには自分のことのように悔しがってくれた。そんな姿を見て、いつしか家族に自分が試合に出て、良いプレーを見せることが恩返しになると思うようになりました。
普段は照れくさくてなかなか言えませんが、本当に感謝しています。ありがとう。最後の集大成、やり切ります。
同期への想い
本当に多くの尊敬できる同期に恵まれたと感じています。プレーヤーとして尊敬できる人、チームのために本気で動いてくれる人、人として尊敬できる人。
時にはふざけ合い、腹がちぎれるほど笑い合った、そんな最高の仲間に出会えて幸せです。みんなありがとう!!
かど・徹馬へ
仲間として、そしてライバルとして切磋琢磨した2人には本当に感謝しています。新チームが始動したとき、2人から副将を任せたいと言われたとき、自分の心が大きく揺さぶられました。今でもこのことを思い出すだけで胸が熱くなります。
2人のおかげで、今シーズンに懸ける覚悟はより確固たるものになりました。2人がいなければ、自分はここまでラグビーに打ち込み、チームのために身体を張ろうと思えなかったです。本当にありがとう。
大学ラグビー人生を表す言葉&残りの大学ラグビーへの想い
大学ラグビー人生を表す言葉:粉骨砕身
大学をもって、自分のラグビー人生に幕を下ろします。欲を言えば、もっとラグビーを続けたかった。しかし、そんな自分だからこそ、命を懸けてこのチームに貢献できると確信しています。最後までチームのために、仲間のために、泥臭く身体を張り続けます。
残りわずかですが、最後まで、高橋組への応援よろしくお願いいたします。
楢本幹志朗(体育4年/東福岡)

なぜ筑波大学を選んだのか
2020年の大学選手権の対流通経済大学戦で、激戦の末引き分けた試合を見て感動したこと、抽選の結果敗退となった後の選手の振る舞いを見て良いチームだなと思ったのもありますが、ラグビー始めたころの一つの夢である兄と一緒にプレーするという夢を叶えたかったというのが一番大きいです。なので、その夢が叶った時は嬉しかったです!
筑波大学に入って良かったこと
一番は人に恵まれたことです。優秀すぎるコーチングスタッフ、真面目で仕事熱心な学生スタッフ、尊敬できる先輩方、可能性しかない後輩たち、そして何より苦楽を共にした大好きな同期に出会えたことが筑波に入って一番良かったことです。
特に最終学年になった今、いかに自分が人に恵まれていたかに気づきました。こんな素晴らしい人たちに出会えた自分は幸せ者です!
家族への想い
父へ
自分のことをラグビー選手としても人間としても一番理解してくれている人だと思います。幼いころコーチとして教えてくれたこと、父親として教えてくれたことが今の自分のほぼ全てです。小さいころは試合後の車で怒られてばかりでしたが、今は父に試合後感想をもらうのが自分の一番の楽しみです。ですが、ラグビー詳しすぎてたまに筑波の戦術とかも当ててくるのは怖いのでやめてください笑。
学生ラグビー最後の年、今まで感じたことないくらいのプレッシャーを感じるかもしれないので、いつもの楽観的で愛のある言葉で励ましてください。最後は国立で泣かせます。
母へ
まずは22年間不自由なく生活できたのは間違いなく母のおかげです。本当にありがとう。
父とは対照的に悲観的なあなたには、たくさん心配と迷惑をかけた22年だったかなと思います。それでも自分のことより僕らのことを優先してくれたこと本当に感謝しています。実家に帰ったときの1番の楽しみである、あなたの作るオムライスと茶碗蒸しは世界1です。また福岡帰った時作ってね。
最後まで自分の一番近くで一番熱い応援してください!
兄へ
生まれた時からライバルの兄がいたおかげで、こんなに負けず嫌いになりました。小さい頃は自分が喧嘩ふっかけてばかりでしたが、年齢を重ねるうちに兄が修猷館高校に行ったこと、筑波に他学群で合格したこと、4年の頃選手兼主務をしていたことの凄さが分かりました。本当に尊敬する兄です。今年も対抗戦の試合ほとんど現地観戦してくれたり、たまに東京でご飯連れてってくれたり本当にありがとね。これからも自慢の兄でいてください。兄の代が果たせなかった優勝を絶対成し遂げるからまた見に来て!
同期への想い
入学当初はこいつらと同期で大丈夫かなとか、こいつらと日本一なれるのかなと思ったことが何度もありました。けど、苦楽を共に過ごすに連れてどんどん好きになっていきました。グラウンドやミーティングでは真剣にぶつかり合うけど、オフモードになればみんなふざけ合う。何度みんなに救われたことか、何度みんなに笑わせてもらったことか。本当にそんな同期が心の底から大好きです。みんなと最後国立で笑って終わりたい。他の強豪大学みたいに花園経験者ばかりじゃないし、環境にも恵まれていないなかでここまでこられたのは、間違いなく今年の4年生のおかげです。こんな同期に出会えて本当に良かったです。
けど自分たちが目指しているのは日本一なので、みんなで最高の景色見られるようあと少し頑張ろう!
大学ラグビー人生を表す言葉&残りの大学ラグビーへの想い
大学ラグビー人生を表す言葉:集大成
ありがたいことに1年生からすべての対抗戦に出させてもらっている自分ですが、決して楽なことばかりではありませんでした。1年の頃には名門の10番を背負うプレッシャー、3年の頃は選手権を逃した悔しさ、やるせなさ。それら全てが自分の貴重であり、大切な経験です。そんな4年間、そして、ラグビー人生17年間の集大成として、今年の残りの試合にすべてをぶつけます。
皆さん筑波が日本一を獲る日を楽しみにしていてください!
門脇遼介(体育4/桐蔭学園)

なぜ筑波大学を選んだのか
受験で訪れたときのフィーリングと、大学が持つ環境に強く惹かれたからです。
大学受験時は、ラグビーを続けるかどうかはまだ決めていませんでした。当時は睡眠に関して興味があり、その分野を勉強し研究できる大学の一つが筑波大学でした。また、小・中・高とずっと同じ学校に通っていたこともあり、これまでとは違う環境に身を置きたいという思いがありました。多様な人が集まる国立大学で、一人暮らしができるという点でも、筑波大学に魅力を感じ進学を決めました。
今となっては、自分の直感と環境の良さを信じて筑波大学を選んで正解だったと心から思います。
筑波大学に入って良かったこと
筑波大学ラグビー部で仲間と出会い、多様な価値観に触れながら、自分では想像もしなかったほど希少で貴重な経験ができたことです。
筑波大学ラグビー部の良さを挙げたらキリがないですが、特に学生主体という文化は筑波ならではの大きな魅力です。選手全員が部の運営に携わる委員会活動は、筑波大学ラグビー部のアイデンティティであり、最大の強みだと確信しています。今年から主務として、筑波大学の他運動部や他大学のラグビー部と話す機会が増えたことで、筑波ラグビー部の環境の良さとすごさを改めて実感しています。他大学の主務と話すたび、「筑波の仕組みは羨ましい」「うちじゃ真似できない」と言われます。それほど、みんなが日頃行っていることは高度で利他的な活動であることを理解し、誇りをもってもらいたいです。
そして主務を通じて得られた経験が、筑波に入って良かったと思える最大の理由です。多くの大学では選手ではない部員が主務を担う中、選手兼主務という形で任せてくれる風土のおかげで、とても楽しい主務生活を送り、本当に貴重な経験を積ませてもらっています。何より、この形が成り立っているのは、選手のみんなが委員会活動でそれぞれの分野を責任持って支え、学生スタッフが専門的な知識とスキルをもってチームをサポートしてくれているからです。そのおかげで、私は安心して主務という役割を果たすことができています。本当にありがとうございます。
自分たちでチームを創り上げていく感覚はとても楽しかっただけでなく、一人の人間として成長させてくれた貴重な時間でした。この経験は、これからの人生でも確かな支えになってくれると思っています。
家族への想い
今の僕があるのは、これまでの人生での決断で常に自分の意思を尊重し何不自由なく支えてくれた父のおかげです。ありがとう。
今の僕があるのは、毎日美味しいご飯を作って好き嫌いなく丈夫な体に育ててくれた母のおかげです。ありがとう。
今の僕があるのは、いつも優しく面白くちょっかいをかけて楽しい毎日を作ってくれた兄のおかげです。ありがとう。
部活ではシゴデキぶってますが、今後も家では甘えん坊末っ子として過ごしながら、自慢の家族に少しずつ恩返ししていきたいと思います。
同期への想い
能力が高くて、癖が強くて、そしてチームへの熱量と意思は頑固なほど強い、そんな同期のみんなと過ごした大学4年間は、本当に楽しかったです。ありがとう。
特に、幹部として最前線に立ってくれている佑太朗、幹志朗、陽来。計り知れない重圧の中でチームを引っ張り続けている3人の姿は本当に尊敬でき、とても感謝しています。
そして、海斗、佳太、結海。3人のことは本当に大好きです。卒業して環境が変わっても、年一回は絶対に集まって遊びましょう。約束です。
また、特段能力が高いわけでも、カリスマ性があるわけでもない自分を、主務として認め、任せてくれたことにも深く感謝しています。正直、しんどいことも、腹が立つこともありました。でも、同期のみんなの存在があったからこそ、ここまで頑張れたし最後まで頑張ります。この代で過ごせた4年間は、自分にとって何よりの誇りです。
国立の地で、最後に最高の“ROCK YOU”をかましましょう。
大学ラグビー人生を表す言葉&残りの大学ラグビーへの想い
大学ラグビー人生を表す言葉:可能性を信じ続ける
筑波大学ラグビー部の社会的使命である「可能性を示し続ける」とは何か、そのために何が必要か考え続けた1年間でした。特に、学年、委員会、チームとして示せる可能性について考えてきました。その一つの方法として、各委員会で年間のミッション・ゴールを定め、毎月ミーティングを実施するなどの変革を起こしました。月日を追うごとに成果が見えたことが嬉しかったと同時に、常に部員の負担が増えることに対しての不安と責任を感じていました。そんな葛藤の中、筑波大学ラグビー部の持つ可能性を一番に信じてきた自負があります。
“可能性を信じ続ける” この言葉こそ、自分の大学ラグビー人生を象徴する一言です。
残り大学ラグビーも僅かとなりましたが、筑波大学ラグビー部が示せる最大の可能性「日本一」の達成に向け、選手としても主務としても向き合い続けます。 以上[4年生の想い]第9回でした。最後までご覧くださりありがとうございました。
これでTeam高橋の[4年生の想い]は以上となります。
Team高橋も残りわずかです。4年生全員がそれぞれの“想い”を残りのシーズンにぶつけます。
目標である日本一に向かって、応援してくださる皆様への感謝を胸に、1日1日を噛み締めて活動していきます。
最後までTeam高橋への応援をよろしくお願いいたします。





