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【実施報告】3年生セミナー:DESIGN THE FUTURE. Ⅲ 〜未来を創る〜

筑波大学体育スポーツ局では、活動を支援するカテゴリーⅠ,Ⅱに所属するチームの3年生を対象にしたキャリアセミナーを2025年4月11日(金)に開催し、約250名の学生アスリートが参加しました。 


セミナーの目的 

  • 自身の強みの理解とキャリア展望を描き、今後の大学生活・スポーツ活動及びキャリアの充実に向けたアクションプランの設計 

  • 部活の『垣根を超えた』情報共有の場の創出 



大学スポーツ活動とキャリア成熟 / キャリア形成は既に始まっている 

最初に、体育系 木内 敦詞教授(硬式野球部部長)から大学アスリートのキャリア成熟の特徴についてお話しいただきました。大学スポーツ活動に対して、どのようなことを意識して取り組めば充実したキャリア形成に繋がるかを中心に、データや科学的エビデンスを交えて効果的な大学時代の取り組みについて講義していただきました。 


キャリア形成の軸を見つける①:社会人インタビュー 

キャリア教育を担当するヒューマンエンパワメント推進局の福嶋 美佐子助教からはキャリア形成をしていく上で大切にしたい価値観・社会にどのような貢献をしていきたいか?というテーマで講義をしていただきました。事前課題の「身近な社会人インタビュー」をもとに、自分が「どのような働き方に魅力を感じているか」・「どのようなことに取り組んでいきたいか」というキャリア形成の軸を考える良い機会になりました。 


キャリア形成の軸を見つける②:これまでの人生の振り返り 

体育スポーツ局 稲垣 和希 助教から、今までの人生の振り返りを通して、ワークシートをもとに「充実感を感じる時や高いパフォーマンスが発揮できた時の共通点を考え、キャリア選択の軸を探るワークを行ってもらいました。 

また、部活動の垣根を越えコミュニケーションを取ることを目的に様々な部活が混ざり合いグループを形成し、キャリアに関して積極的な意見交換を行いました。 



キャリア形成の軸を見つける③:新たな価値観「グローバル視点」 

「グローバルの視点」から自分のキャリアを考えることをテーマにリンクトイン・ジャパン株式会社の國方 雄大様、岩本 あつこ様に講義していただきました。國方様がどのようなキャリアを歩んできたか?その時の判断軸はなんだったのか?グローバル視点でキャリアを築いていくことの価値を軸に講義していただきました。 


キャリア形成における活動記録・ネットワーク・継続的ラーニングの重要性 

岩本様からビジネス・ソーシャルネットワーク・アプリ「LinkedIn」を活用しながらのキャリアを効果的に発展させていくための方法について講義をしていただきました。ネットワークを活用したキャリア形成や人脈づくりの重要性について、国際的かつ最新テクノロジーの視点から講義を行い、学生のリテラシー向上を支援してくださいました。 


自分のキャリア資産/強みの分析① 

ヒューマンエンパワメント推進局の福嶋 美佐子助教からは、スポーツ活動を通してどのような強みを身につけてきたのか、実績やエピソードを通して自分の強みが説明できるように、ディスカッションを通して自己分析を深めていきました。 


自分の強みを磨く、セルフブランディング 

体育スポーツ局スポーツアドミニストレーション部門長 大山 高教授より、キャリア形成におけるセルフブランディングの観点から、社会に求められること(must)・自分のやりたいこと(will)・自分が得意なこと(can)が重なるものを見つけ、将来像からの逆算思考で自分の強みとポジションを見つけていくことの重要性をお話いただきました。また、従来の常識に縛られない多様な経験、多様なネットワークが新しい職や新しいチャンスを生み出すことも説明いただきました。 


キャリアプランに関するプレゼンテーション 

最後には、セミナー内で考えた自身の「キャリア選択の軸」や「強み」をもとに、今後のキャリアについて考え発表するワークを実施しました。学生は自分の考えていることを言語化し、就職活動や今後の人生において重要になる価値観をグループ内でプレゼンしました。聞き手も発表者のプレゼンを聞いて自身の考えにはない気づきを得ることが出来ましました。 



参加した学生アスリートの声 

『自分のこれからのキャリアについて自分の性格や特性を理解しながらその個性をどのようにして活かしていくのかを学んでいくことが出来た。また、リンクトインなどを用いた求人の探し方もあると知り、就活に大きく活用したいと思った。』 

『自分のキャリアの軸をしっかりと持つために、好き・得意・ニーズの3つのキーワードをもとに自己内省しながら、ビジョンやスキル、ネットワークを強く、広いものにしていく必要があると考えた。』 

『たくさんの人と繋がりを持つことが大切と思った。自分と同じチームの人だけでなく、部活の違う人との交流や学年・世代の違う人、立場の異なる人と関わり合いを持つことが成長につながるし選択肢が増えるきっかけになると思った。』 


 

「スポーツ基金」より、筑波大学における大学スポーツ関連事業、ならびに運動部等の活動への、ご支援・応援をお受けしております。

詳細は、以下リンクよりご確認ください。


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