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【実施報告】3年生セミナー:DESIGN THE FUTURE. Ⅲ 〜未来を創る〜

筑波大学体育スポーツ局では、活動を支援するカテゴリーⅠ,Ⅱに所属するチームの3年生を対象にしたキャリアセミナーを2025年9月30日(火)に開催し、約40名の学生アスリートが参加しました。

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セミナーの目的 

  • 自身の強みの理解とキャリア展望を描き、今後の大学生活・スポーツ活動及びキャリアの充実に向けたアクションプランを設計すること 

  • 部活の垣根を越えた情報共有の場を創出すること 



また本セミナーは体育スポーツ局活動支援団体に所属するカテゴリーⅠのチームが必修となるセミナー(カテゴリーⅡは任意参加)であり、4月に行われた同セミナーと合わせて、カテゴリーⅠのチームに所属する学生が全員参加しました。



大学スポーツ活動とキャリア成熟 ― キャリア形成はすでに始まっている

本セミナーでは、学生アスリートがキャリア形成を主体的に考える機会として、学内外の講師を招き、自身のキャリアの軸を見つめ直すための講義・ワークショップを実施しました。



大学アスリートのキャリア成熟

最初に、体育系の木内敦詞教授(硬式野球部部長)より、大学アスリートにおけるキャリア成熟の特徴についてお話しいただきました。

大学スポーツ活動にどのような意識で取り組むことが、将来のキャリア形成につながるのかについて、データや科学的エビデンスを交えながら、大学生活をより充実させるための考え方を講義いただきました。

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キャリア形成の軸を見つける①:社会人インタビュー

体育スポーツ局の稲垣和希助教から、「キャリア形成をしていく上で大切にしたい価値観」や「社会への貢献のあり方」をテーマに講義を行いました。

事前課題として実施した「身近な社会人インタビュー」をもとに、学生アスリート自身がどのような働き方に魅力を感じるのか、どのようなことに取り組んでいきたいのかを考える良い機会となりました。

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キャリア形成の軸を見つける②:これまでの人生の振り返り

続いて、学生アスリート自身のこれまでの人生を振り返るワークを実施しました。

ワークシートをもとに「充実感を得た時」「高いパフォーマンスを発揮できた時」の共通点を考え、キャリア選択の軸を探る内容でした。

また、部活動の垣根を越えたグループワークを通じて、異なるチームの学生同士が意見交換を行い、新たな視点を得る場にもなりました。

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キャリア形成の軸を見つける③:新たな価値観「グローバル視点」

「グローバルな視点からキャリアを考える」をテーマに、リンクトイン・ジャパン株式会社の岩本あつこ様に講義を行っていただきました。

岩本様からはご自身のキャリアを振り返りつつ、意思決定の軸やグローバル視点でキャリアを築くことの意義についてお話しいただきました。



活動記録・ネットワーク・継続的ラーニングの重要性

続いて、岩本様からビジネスソーシャルネットワーク「LinkedIn」を活用したキャリア形成の方法について講義を行っていただきました。

ネットワークを通じた人脈づくりや情報発信の重要性について、国際的かつ最新のテクノロジーの視点からお話しいただき、学生のキャリアリテラシー向上につながる内容となりました。



自分のキャリア資産・強みの分析

稲垣助教からは、スポーツ活動を通じて培ってきた「自分の強み」について、実績やエピソードをもとに言語化するワークを実施しました。

学生アスリート同士のディスカッションを通して自己理解を深め、部活動で得た経験をその後のキャリアで活かすための方法を考えました。

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自分の強みを磨く:セルフブランディング

体育スポーツ局スポーツアドミニストレーション部門長の大山高教授からは、キャリア形成におけるセルフブランディングの重要性について講義いただきました。

社会に求められること(must)、自分のやりたいこと(will)、自分が得意なこと(can)の重なる領域を見つけ、将来像からの逆算思考で自分の強みとポジションを築く大切さを説かれました。

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キャリアプランに関するプレゼンテーション

セミナーの最後には、自身の「キャリア選択の軸」や「強み」をもとに、今後のキャリアプランをグループ内で発表しました。

学生たちは、自分の考えを言語化し共有することで、就職活動や将来設計において重要となる価値観を明確にしました。

また、他の学生の発表を聞くことで、自身にはなかった新たな気づきを得る機会にもなりました。



参加した学生アスリートの声

「学業、スポーツとは別の3つめの自分の強みを見つけることの重要性について、話の全てを理解することは難しかったけど、少しは理解することができたし今進路で迷っている自分にとって非常に有益な情報だと思った。」(女子サッカー部・3年)


「100人の中で1番になれる自分の強みを3つ見つけることが大きな気付きとなった。それができれば100万人に1人の逸材になれること。最初から大きな枠組みで物事を考えるのは難しいから、分解して1つずつ考えていくことが大切であり、幼少期から日本の教育を受けてきた自分たちには当たり前なことでも、それを批判的に見ることで新たな視点と考えを得ることができると感じた。」(体操部・3年)



総括

本セミナーを通じて、学生アスリートに向けて「競技での学び」と「将来のキャリア」をつなぐ機会を提供いたしました。

体育スポーツ局では、今後もスポーツを通じたキャリア形成支援を継続的に行っていきます。




 

「スポーツ基金」より、筑波大学における大学スポーツ関連事業、ならびに運動部等の活動への、ご支援・応援をお受けしております。

詳細は、以下リンクよりご確認ください。


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