「学生ハンドボール界を魅了する」ー新主将・柳生青空が描く“超学生主体”のチームの形
- 4月17日
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2026年、筑波大学男子ハンドボール部は新主将・柳生青空のもと、再始動した。
今季、チームが揺るぎない指針として掲げたのは、「学生ハンドボール界を魅了するチーム」というビジョンだ。このビジョンは、単なるスローガンではない。
筑波大学ハンドボール部が長年大切にしてきた「ハンドボールを通じて人々の成長と文化の発展に貢献する」という基本理念を、今季自分たちはどう体現するか。その問いに対する、明確な決意の表明である。

「象徴」から、「魅了」へ。アップデートされた2026年のビジョン
2025年、チームは「学生ハンドボール界の象徴」というビジョンを掲げ、日本一を目指す過程においてオン・オフ両面で模範となることを追求した。
この大きなビジョンを糧に活動した一年を経て、柳生は今季、新しいビジョンを決めるにあたってその方向性をより解像度の高いものへとアップデートさせる意図があった。
「去年『象徴』という言葉を掲げる中で、どう象徴するかという部分に曖昧さがあった。インカレに自分は出場することがかなわなかったが4年生を中心にビジョンを体現する姿を見せることができた、しかし、それによって象徴になれたかというと成果や結果という形ではわからないと思う。」

そこで辿り着いたのが”魅了”という言葉だった。自分たちがプレーする姿、あるいは振る舞いを通じて、見る人にどう感じてもらうか。その、「見ている人」の反応をゴールに据え、プレーのパフォーマンス、フェアプレーはもちろんコート内外双方の振る舞いで見る人の心を動かす「筑波の色」を確立していく。
発信と普及に込める新たな熱量
こうしたビジョンを体現するのは、試合での結果やコート上での振る舞いだけではない。
コート以外、すなわちハンドボールの発信・普及面においても、この「学生ハンドボール界を魅了するチーム」というビジョンを色濃く反映させていく。
筑波大学男子ハンドボール部はこれまでも、高い競技力を生かしたSNS上での発信や地域の子どもたちへの指導、つくば市近隣 U-15 ハンドボール大会運営、更には日本ハンドボール協会並びに日本ハンドボール学会が主催するトニー・ジローナ現男子日本代表監督のコーチングセミナーの補助など多岐にわたる活動を継続してきた。

今年は、こうした発信・普及の現場一つひとつに、新ビジョンに基づいたさらなる熱量を注いでいく。荷物の置き方から言葉の選び方まで、関わる人々が「憧れ」を抱くような存在であること。そしてSNSやYouTubeを通じた発信においても、自分たちがどう映り、どう価値を提供できるかを徹底して追求していく。

“超学生主体”で楽しく強くなる
このビジョンを形にするのが、部員全員が運営に携わる”超学生主体”の組織だ。柳生が目指すのは、監督から言われたことだけをこなす受動的なチームではない。
「選手主体というからには、自分たちで発信し、動いていかないといけない。監督から言われたプレーをやるだけじゃ楽しくないし、自分たちがやりたい個性を出したハンドボールの方が、楽しく強くなれるんじゃないかと思っている」
だからこそ、上級生だけが声を出すのではなく、下級生でも「次はこうしたい」と自分の意見を発言できる空気作りを徹底してきた。
「最近の練習試合では、集合時に下級生から『次はこのプレーをやろう』という声が出ている。学生主体という部分は体現できているなと感じている。今年の新入生も、一年生でも発言できるチームなんだという印象を持ってくれたら、それも一つ『魅了』できた指標になるのかなと思う」

筑波大学が推進する大学スポーツ改革の先駆者として
筑波大学体育スポーツのコンセプトに共感し、今春からはそのアイデンティティを象徴する新ユニフォームを纏(まと)って戦う。 これは単なるウェアの新調ではなく、大学スポーツの価値を再定義し、社会に対する影響力を最大化しようとする挑戦の表れだ。 「垣根を越える」というブランドコンセプトを体現し、大学ハンドボール界内にとどまらず、学内や地域、社会と繋がるアイコンとして、このユニフォームを着用する。 筑波大学スポーツ全体で統一のブランドアイデンティティを持ち、勝利への執念と気品を兼ね備えた姿を見せることで、存在意義である改革と挑戦の精神に基づき、大学スポーツの新しい可能性に挑み続け、その真の価値を社会へと発信していく。
「自然と応援される姿」を目指して
戦術面では、磨き上げてきたオフェンス力を武器に、リーグ優勝・インカレ優勝という頂点を目指す。応援してくれる人々に対しても、柳生の考えは一貫している。
「応援されるために頑張るのではなく、頑張っている姿を見て自然と応援してもらえる姿を目指している。まずは自分たちが筑波としてやるべきことをやり抜き、結果を出す。その姿を通じて、今応援してくださっている方々の期待に応えていきたいと思っている。」
大学スポーツの価値を追求し、見る人を惹きつける「魅了するチーム」として柳生青空率いる筑波大学男子ハンドボール部は、自分たちが目指す姿を体現し、日本一の座を掴み取りにいく。







