2020年度、首都大学野球のライブ配信にて、ユーモア溢れる実況が話題になりました。
キメ球に対してかけられる「グッボー!」は、コメント欄でも流行語に!
その声の主、硬式野球部の掛布さん(硬式野球部・体育・4年)に、学校スポーツにおける学生自身の課題と、未来への可能性についてお話いただきました。
— 牛久でのライブ配信で感じたことは?
今回の取り組みが、これからの大学スポーツ界の行く末を握る鍵
牛久での首都大学野球連盟秋季リーグのライブ配信(筑波大学が担当)では、これまでの学校スポーツに枠に縛られない、新しいスタイルのライブ配信を実施しました。
牛久でのライブ配信の良かった点は、「学生による」「これまでの枠に縛られていない」取り組みであったということです。
この二つが「これからの大学スポーツ界の行く末を握る鍵」だと自分自身思っています。
— そもそも、なぜ筑波大学に入学したのか?
高校では、全国有数の名門校でプレーしていました。
勝利至上主義に傾倒した指導者や、野球以外なにも知らない、興味のない同級生、(競技に)縛られた環境が当たり前ななかで、「主体的」「個性」「クリエイティブ」が失われた高校生に違和感を感じました。

このような状況が、私の母校だけでなく、日本中で見受けられているわけです。
日本のスポーツ界に大きなアクションを起こせる人材になりたいと考えて、筑波大学に、入学しました。
— AD学生サポーターとして活動した理由
入学した年の初め2018にADが開設。
ADの目指す未来が自分の目指す方向性につながってくると感じ、野球部の選手としてプレーしながら、学生サポーターとしてADの活動に参加してきました。
— 学生サポーターとして感じた「学生」の課題
学生がADが提供するプログラムに価値を感じているか?
私たち自身が部活動をどれぐらいよりよくしたいと思っているのか?

ADから、資金面、環境面、人材、様々な面から私たちのスポーツ活動をフォローしてくれても、私たち自身が価値を感じられていない、自分たちが部活動をよりよくしたいと思っていなければ、意味がないと感じています。
私たちは、今、自分たちの部活動や競技種目、大学スポーツ界をよりよくしていける立場にあります。
筑波大学の私たちだからこそできる。
私たちが”やらなければいけない”とも考えています。
— 私たち学生アスリートとしての可能性
何かを変えていくためには、時に、それまでの当たり前を壊して行かなければいけない。そして、新しいことを始めなければいけません。
学生である私たちが、部活動をより良くしていくために、考え、行動に移すことが重要だと考えています。
入学当初や、これまでのスポーツ人生のなかで、疑問を感じている状況にも「これが当たり前だから/ 普通だから」と押さえつけてきたことや考えてこなかったことはありませんか?
もしかしたら、それは私たちのアクションで、変えられるかもしれない。それによって毎日がもっと楽しくて、未来がどんどん良くなっていくかもしれない。そんな可能性を秘めています。
このようなアクションをサポートしてくれる存在が、ADだと思っています。
部活動は我々学生のモノで、作り上げるのも我々学生。
まずは現場のみんなの声をADに届けましょう。
そのために私のような学生サポーターがいる。
部活を超えて、部活動をより良くしたいと考えています。
一緒に、よりよい部活動を作っていきましょう。
2021年度も、筑波大学アスレチックデパートメントでは、学生と協力しながら最高の学校スポーツプログラムに向けて様々な取り組みを行っていきます!
昨年度に大好評でした「ライブ配信」もパワーアップした実施に向けて、現在準備を進めております。
いよいよ2021春リーグ開催が近づいてきました。今シーズンもよろしくお願い致します。