インカレへの想い…
- s2211553
- 8月24日
- 読了時間: 8分
こんにちは、競泳3年の毛利慎之介です。
まだまだ、暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
この時期になると大学のプールもあったかくなり、みんなのぼせてしまいそうになります。
しかし、あと2週間後に控えたインカレに向けて、弱音を吐かずに頑張っていきたいと思います!
さて、本題に移ります。
今週からはインカレで引退を迎える4年生に引退レースに向けた意気込みを聞いていきたいと思います。
今週は颯さん、直輝さん、璃空さんの3名です。
こんにちは。4年の善野颯です。
正直、「とうとうこの日が来てしまった」という気持ちです。
これまで他大学の知り合い、筑波の先輩方のラストブログなどを毎年読み、その都度感動していました。しかし自分にその番が回ってきたと考えると実感が湧きません。
さて、色々な思いがありすぎるので少し長くなると思いますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
まず僕の高校までの成り行きを年代ごとにまとめてみます。
水泳という世界に足を踏み入れてしまった1歳半
とりあえず褒められるのが嬉しくて泳いでいたジュニアクラス時代
小学校2年に選手コースに上がり、頑張れば頑張るだけ結果が付いてきて水泳が好きになるルートをひたすらに歩み、水泳に毒された小学校時代
周りの選手が開花してきたことにより、小学校時代とのギャップを感じながらも必死で食らいついていた中学時代。
色々とあり、それまで通っていたスイミングを辞め、悔しい思いをした高校入学当初。
コロナが重なり悔しい思いもしながらも、毎日部活に行くのが楽しく、揉めたり、ちょっと怒られたり、アホなことしたりもあったけど、本当に濃くて、とにかく面白くて、一瞬だった高校時代。(浪商の同期も読んでくれてるかな?ほんまに君たちのおかげで楽しかった。ほんまに感謝してます。ありがとう。)
と、まあざっくりこんな感じで、間違いなく水泳をやってる人の中では順調に来ていた方だと自負しています。
順調に来ていたからこそ、大学では一花咲かせ、本気でオリンピックに出たいと思っていたし、ずっと活躍できると思っていました。そんな明るい未来しか思い描いていませんでした。
でも現実はそんなに甘くはありませんでした。
大学に入学して間もない頃に右手親指屈筋腱断裂という怪我をしてインカレに出れなくなり、出鼻をくじかれ、
その年度に選手権切れるまで復帰したけど、そこからは全く結果が出ず、初めて出場した2年のインカレでは個人で大ごけし、迷惑をかけました。
この年のインカレ終了後、自分の思い描いている大学水泳とのギャップ、同期の選手の活躍など、今まで考えないようにしていたことが全て見えてしまい、ここで気持ちが一度完全に折れた音が聞こえました。
なぜ水泳を続けているのか、何が楽しくて泳いでいるのか、大学に何をしに来たのか、色々考えました。
そこでは完全に結論は出しきれず、流れに身を任せて3年生のインカレまで水泳を続けていました。
特に3年の関カレ、全国公では自分の情けなさに絶望し、本気で水泳を辞めたいと考えました。
ここで本当に色んな人に迷惑をかけて、空気を悪くして、本当に申し訳なかったと思っています。
3年のインカレ後、自分の中でようやく結論が出ました。
「自分は泳ぐのが好きではなく、周りに認められる唯一の道やったから続けてたんや」
でもそれだけにしてはここまでよく続けられていたとも感じました。
そこである先輩が言っていた言葉が思い浮かびました
「水泳は好きじゃないけど、部活が好きだから続けてる」
僕の中でこの言葉がようやく腑に落ち、競技だからと言って結果が全てではないなと感じました。
そこからは気持ちを入れ替え、もう2度と味わうことのできない部活に全力で打ち込む楽しさを残り1年で存分に味わおうと思い、覚悟を決めて部活に取り組みました。
最近は結果は出なくても、楽しいと思うことが多く、早く辞めたいと思っていたはずの競技が、なくなるのが少し寂しくなる時もあります。
ここまで僕の水泳人生の成り行きを長々と書きましたが、改めて、色んな人に支えられてここまで来たと感じています。
少し話は変わりますが、
「努力に勝る天才なし」という言葉がありますが、この世の中に才能のある人間は確実に存在し、それに太刀打ちできないことがあるというのも事実です。
しかし皆さんに1つだけ、
自分にだけは絶対負けないでください。
どれだけ他の人の才能に押し潰されても自分に勝ち続けさえすれば、結果以上に価値のあるものが必ず得られます。
自分の中で芯を持ち、信念を貫き、人事を尽くすこと、
これをしていれば必ず報われたと感じる時が来ます。
自分に負けそうになったら、高橋優さんの「虹」を聴いてください。本当に名曲なので。
ここからは少しこれまでの感謝を伝えさせてください。
先生、スタッフの方々、これまで幾度となく迷惑をかけてきたにも関わらず、熱心にサポートしてくださり本当にありがとうございます。最後だけでもなんとか結果で恩返しができるように頑張ります。
筑波の先輩方、本当に皆さんがカッコ良すぎて自分なんかじゃ全く歯が立ちませんが、少しでも追いつけるように残りの期間悔いなくやり切ります。
後輩達、こんな僕と関わってくれて本当にありがとう。ずっと情けない姿しか見せてなかったけど、最後くらいカッコいいとこ見せたいなって思うから信じてついてきてほしい。頑張ろう。
同期のみんな、いっぱい迷惑かけたけど、君たちがいなかったら確実に水泳を辞めていたと思います。感謝しても仕切れません。最後悔いなく終われるように頑張ろうな。
直輝、大智、きーくん、竜成
ここまでたくさんリレー組んできたけど、本当に頼り甲斐があって、頼もしかった。本当に信頼してる。僕も全てをかけて泳ぐので最後もう少しだけ力を貸してください。絶対いい結果で終わろうな。


直輝
小学校の時からお互い知ってたのになんで喋らんかったん?って感じやけど、なんか色々偶然重なって大学で同じチームなって、ほんまにびっくりしたわ。
なんだかんだ1番長い付き合いやし、俺が怪我した時居候さしてくれたし、大学入ってから結構お世話になって、ほんまにちょっとだけ感謝してるよ。
ラストやからまじで頑張ろうな。


両親へ
ここまでずっと味方で、どんな時も気にかけてくれて、サポートしてくれてほんまにありがとう。
もっといっぱい良い結果報告したかったけど出来なくてごめんなさい。
怒られることもいっぱいあって嫌やったことも多いけど、今になって全てが僕のためだったんだと感じています。
水泳人生最後の試合、これまでの全ての感謝を伝えられるような泳ぎを見せます。期待していてください。
本当にあなた達の子どもでよかったです。ありがとう。
チーム井上の集大成、自分のやってきたことを信じて、全てを発揮して、熱い4日間にしよう!GO TSUKUBA!
拙い文書でしたがここまで読んでいただきありがとうございました。
失礼します。
善野 颯
こんにちは。宮本直輝です。
早いもので「ラストだから」と言い続けて約1年が経とうとしています。旗にこの言葉を書いたときは、「もうすぐ終わりだし今までより頑張れるかなー」くらいの軽い気持ちでしたが、色々なところで言い過ぎて、それに見合ったラストを迎えないとなーと勝手に責任を感じている次第です。ココだけの話、僕の代名詞的な言葉に気づいたらなっていたので、おいしいなと思いながら濫用させてもらっています。
僕の大学水泳は「最高の寄り道」だったなと今となっては思います。
高校生の時、特に大学でやりたいこともなく、それなりの大学行って楽しく遊んで、社会の歯車になるのかなーというマインドしたが、ラストだと思って臨んだインハイで大ズボリして後悔まみれだったこと、それまでに自分が納得できるほど水泳に打ち込めていなかったこと、その他諸々の理由によって大学水泳を続けることにしました。
大学に入ってからは、辛いこともあったと思いますが、楽しかった思い出しかありません。記憶から消し去っただけですが。。頼れる先輩、素晴らしい同期、愉快な後輩に恵まれ、競技はもちろん、それ以外の場面でも充実していたと思います。特に、初めて日本選手権の標準を突破したこと、インカレのリレーで決勝に出たこと、後輩のお尻が丸見えになったことは、しばらく忘れないと思います。
結果として、水泳で生計を立てていくような選手になれなかったという意味で「寄り道」ということになりましたが、無駄ではなく、やっててよかったと思える充実した時間になりました。
インカレに向けた思いは、楽しみたいということだけです。結果がどうであれ、やれるだけやってきたので後悔することはないです。なので緊張はあまりしないと思います。おそらく。してたら「ブログで強がんな」とでも言ってください。加えて、自分の水泳人生の最後のデコレーションが綺麗にできるようにというエゴも込みでやらせてもらえればと思います。その姿が、チームの誰かしらの頭の片隅に一瞬でも残れば幸いです。
インカレ、楽しくいきましょう。僕も思う存分楽しみます、ラストだから。
宮本 直輝
いよいよインカレが迫ってきました。
気づけば、私にとっては最後のインカレとなります。この学生生活のメインイベントを存分に楽しみ、青春を噛み締めながら挑みたいと思います。
やるべきことは特別なことではありません。
地に足をつけ、平常心を保ち、今できることに集中し、全力を尽くすだけです。
自分を信じ、仲間を信じ、先生方を信じて、チーム全員で掲げた目標の達成に挑みましょう。
GO!TSUKUBA!!
古屋 璃空
以上3名の意気込みになります。
それぞれ、募る思いを書いてくれました。来週からも4年生のラストブログが続きます。
全ての選手が熱い思いを綴っているので、ぜひ最後まで受け取って頂けると嬉しいです。
それでは失礼します。





