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筑波大学の各チームのコーチが集い学び合う「第1回コーチフォーラム」を開催しました!

2023年12月4日(月)筑波大学にて第1回コーチフォーラムを開催しました。


コーチフォーラムとは、体育スポーツ局が運動部強化事業の一環として「顧問教員・コーチの交流」「大学院生コーチの指導育成」を目的に年2~3回実施しています。


 

今回は顧問教員が知っておくべき実態や課題の共有のため「筑波大スポーツは10年後にどう生き残るか」という重要なテーマに焦点を当て、体育スポーツ局の髙木先生が講演を行いました。


体育スポーツ局長・髙木先生

 
「18歳人口の減少」と筑波大学スポーツの将来

小学生のスポーツクラブへの加入率低下、スポーツ競技活動の担い手不足、女子の運動嫌い、スポーツの二極化現象など、日本国内における子供たちを取り巻く環境の実態が共有されました。


大学スポーツに視点を向けると、宣伝を目的とした大学スポーツの在り方や現場での不祥事に目が向けられ、大学スポーツの意義を問われる時代にあること、さらに18歳人口の減少にもかかわらず大学数が増えている実態が指摘されました。


そして、このような実態を考慮すると、筑波大学においても10年後は定員割れや質の高い学生の維持が難しい状況になる可能性があること、さらに運営交付金の減少や、新しい分野や組織改革をしない限り「予算が増えない=現状維持ができない」現実があります。


筑波大学がこれから遭遇するであろう未来を想定すると、筑波大学スポーツ(運動部活動)においても、”このまま”では10年後に現在のような活躍が維持できない可能性があるという現状についてお話をいただきました

 
体育スポーツ局の挑戦

2023年4月に設立された体育スポーツ局の施策や具体的なサポート内容が紹介され、「筑波大学スポーツ」として皆で協力していくマインドや集結することでインパクトやブランド価値を高め、外部を巻き込んでいく必要性とともに、変革を恐れずに未来を切り開いていく筑波DNAを引き継いでいく大切さを伝えられました。


今回のコーチフォーラムは各チームでコーチングを行う教員だけでなく、チームを支える大学院生コーチの養成を目的に、大学院生も参加しました。

参加した大学院生からはスポンサー獲得における取り組み方に関する質問があり、既に導入している部のノウハウ提供など、具体的な意見交換が行われました。


講演の様子


初回のコーチフォーラムでは、今後の運動部活動において、顧問教員が知っておくべき筑波大学の置かれている実態や課題について高木先生より共有いただき、10年後を考える良い機会となりました。


 

次回は「2023年度インカレの活躍の裏側」をテーマに2月下旬から3月上旬に開催を予定しています。



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