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執筆者の写真TsukubaOwls

アチーブメント株式会社が「スポーツを通じた人材教育」においてパートナーシップ契約を発表

「組織変革のプロ」と「学生教育のプロ」が、日本の学校スポーツ改革への第一歩を踏み出すプロジェクトが始動


筑波大学アスレチックデパートメント(茨城県つくば市)は、アチーブメント株式会社(本社:東京都江東区)と正式にパートナーシップ契約を締結、スポーツ教育の変革に向けたプロジェクトを始動いたしました。本プロジェクトは、社会人向けの教育研修・組織変革を34年従事してきたアチーブメントの経験と筑波大学アスレチックデパートメントの経験を融合し、これからの時代にあるべき「学校スポーツを通じた人材教育の確立」を目指します。



「勝つこと」の弊害が山積している学校スポーツ


 昨今より、深刻な不祥事が報告される学校スポーツ。その根底に眠るのは勝利至上主義の価値観であると言われています。日本の学校教育において、スポーツは常に「順位を競うもの」として扱われてきた故に、「勝たなければ価値がない」という極端な価値観が一部で醸成されているのも事実です。そして、うまく行かなければ若年層から自己肯定感が低く、チャレンジをしない子どもが育ってしまい、結果として何事にも消極的になってしまう社会人が輩出されていくと言われているのです。事実、日本人の仕事に対するやる気は、世界139か国中132位と最下位クラスであったという調査があります。


 果たして、スポーツとは本当に勝ちさえすればよいのでしょうか。試合に負けることには、本当に価値が無いことなのでしょうか。スポーツパーソンシップに欠ける事件の影響もあり、より一層「勝利至上主義」的なスポーツ教育を問題視する声が大きくなってきています。



人が育ち、人に貢献できることこそが「本当の勝利」である


 今回の、筑波大学アスレチックデパートメントとアチーブメント株式会社が結んだパートナーシップの目的は、まさにこれからの時代にあるべき学校スポーツを通じた人材教育を確立することにあります。スポーツにおける「本当の勝利」とは、結果はもちろんですが、それよりも人間教育にあると、両者は考えています。


(アチーブメント代表 青木仁志 と 筑波大学長 永田恭介氏)


 自分やチームの理想像(ビジョン)を持ち、その理想の実現に向けて努力をしていくことが大切であり、ゴールは人の数だけ存在している。単なる他者との比較ではなく、どうチームに、関係者に、応援してくれる方々に貢献できる自分であるか、そこを突き詰めながら結果を残していくことこそが、本物のスポーツパーソンシップではないかと考えています。


 そのために、ビジネスパーソン教育・ビシネス組織の変革に34年間取り組んできたアチーブメント株式会社が培ったノウハウと、日本の学校スポーツ界を牽引する筑波大学が手を取り、学校スポーツから、スポーツ界の常識を変革していくべく、プロジェクトが立ち上がったのです。



研修プログラムの始動と全国の学校現場への共同展開へ



 プロジェクトの第一弾の取り組みとして、筑波大学の5つの部活動の代表陣を対象とした、ビジョナリーリーダー研修が行われました。なぜ勝ちを求めているのか、なぜこのチームであるべきか、リーダーとして自分が仲間に対してできることとはなにか、どうしたらもっと良いチームを作れるのか。講師から投げかけられる質問に対して、深く自問自答しチームと競技界の未来を考える2日間でした。


 そして本パートナーシップのゴールは、これから実施する様々な取り組みを全国の小・中・高でも実施できる ようにプログラム化し、日本中の学校現場に広める ことにあります。これから学校現場に向けて、本格的な協議と発信を開始して参りますので、是非本パートナーシップにご期待ください。



 

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